2007年のこのミス大賞作品。全8編からなる短編集。初体験の平山夢明作品です。ちょっと、オドロオドロして、作風に好き嫌いがはっきり出そうな感じではありますが、平山夢明の代表作となった、『独白するユニバーサル横メルカトル』は、作者の作風を知らなくても、さらっと読めるでしょう。このユニバーサル横メルカトルとは、地図の投影法の一種です。察しの通り、物語は地図が人間様へ向けて語り口調で終始綴られておりまして、この地図と地図の持ち主とのやりとりが、まじめな中に切迫した笑いたくなるような表現力があり、面白かったです。他の短編集はまぁあまり読まなくてもいいかな。。。
2009年2月11日水曜日
2009年2月8日日曜日
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