iTunes Store(Japan)

2009年1月31日土曜日

書評:『FLY』 新野 剛志

600ページ強の大作です。15年以上真実を求めて彷徨う向井。恋人を目の前で殺された犯人を執念で追い続ける。この作品は構成が面白いですね。前半は主人公向井の視点。後半は藤代の視点で構成され、全体が二部構成のように読めるが、うまく一つにまとまっている。しかも、複雑な人間関係でなかなか真実に辿り着かない。オススメです。